生物学的製剤が効かなくなるとき
同じ薬を長期間に渡り使い続けていると、あるとき、その効果がなくなることがあります。
それは突然効かなくなるのではなく、徐々に、徐々に、です。
私もこれまでに2度、生物学的製剤が効かなくなったことがありました。
生物学的製剤の効果減、どうやって気づく?
体調の変化
まず気づくのが、自分の体調の変化です。
普段から、季節や天候によって、調子のいい日、悪い日というものはつきまとっていました。
場合によっては、風邪などにより調子が悪くなることもあります。
ですので、少しくらいのだるさ、関節痛は慣れっこに。
関節リウマチ歴も長いので、痛みに対する我慢強さもあり、またすぐに軽くなるだろうと安易に考えてしまうんですよね。
それが仇となり、薬の効果が薄れてきていることになかなか納得できないことも。
関節痛がすっきりとしない日々が続き、あるとき、ひょっとして生物学的製剤が効いていないのでは?と認めざるを得なくなりました。
血液検査
関節リウマチで通院していると、毎回血液検査があります。
体調が安定しているときは、2-3ヶ月に1回の通院ですが、その際の検査において、CRPがだんだん高くなっていきました。
毎回、CRP値が正常範囲値を上回ることとなり、主治医にも生物学的製剤の変更を勧められるのでした。
生物学的製剤はどれくらい使用した?
生物学的製剤を使い始めてすぐに効かなくなったわけではなく、最初はとてもよく効いていました。
生物学的製剤の使用期間は4−5年だと思います。
今こうして考えると長いのかもしれませんが・・・
生物学的製剤が効かなくなったらどうしましょう
生物学的製剤の効果がなくなってきたら、別の生物学的製剤を使うしかありません。
ターゲットが違ったり、副作用を抑えたりと、次々と新しい生物学的製剤が認可されています。
関節破壊の進行を抑えることが、今の関節リウマチ治療の主目的である以上、効果がなくなったら新しい薬に乗り替えざるを得ないのですが、行き先の見えない治療法のような気がしてならないのです。